12月に入り、今年もあわただしい毎日になりそうです。
東京店の女性スタッフKです。
今回の衣装の小物たちは~ポケットチーフ~を紹介しますので参考にしてくださいね。
ジャケットに胸ポケットが施されるようになったのは、ポケットチーフを挿すためでした。その歴史は浅く、1920年代と言われます。
19世紀半ば頃にコートの胸ポケットに手袋を挿していたことが起源となり、装飾として胸ポケットにチーフ挿すという習慣が徐々に紳士の間で定着して、現在のスタイルになったようです。
ちなみに、チーフ=ハンカチですが、なぜ正方形なのでしょうか?
マリーアントワネットの好みが、ルイ16世に「国内のハンカチはすべて正方形に統一」という法令出させたと言われています。
ハンカチを手に持つことがおしゃれだった中世の貴婦人の間では、三角形や円、楕円等さまざまな形や宝飾を施した派手なハンカチが氾濫。
マリーアントワネットの美的感覚がそれを許さなかった。自分が目立たなくなるのが許せなかったとか・・・・・。
名前の由来は、カチーフ ⇒ハンカチーフ⇒ハンカチなったのですが、カチーフとは、女性が頭に被る布の事で、それが手に持つ「ハンド・カチーフ」になりハンカチーフになったと言われています。ハンカチは、貴重品だった中世欧州では、先祖代々で受け継がれたり、婚約のしるしでも使われていたみたいです。
さて、ポケットへの入れ方ですが代表的な3パターンを紹介します。
スリーピークス・・・三角に折り、頂点を少しずらすタイプ
パフ・・・チーフの中央がポケット上部に出るタイプ
スクエア・・・ポケットサイズで、三つ折りだけのタイプ
ウエディングではホワイトがフォーマルカラーで華やかなシーンぴったり。
素材は絹や麻が正式とされていますが、今は綿・ポリエステル等があります。
また、さまざまな色のネクタイとカラーを揃えるもの素敵です。ポケットチーフとネクタイを別々の色にするのはかなり高度なセンスを要するパターンですが、挑戦してみてください。