こんにちは!
東京店の女性スタッフKです。
今回の衣装の小物たちは~ウイングカラーシャツ~を紹介しますので参考にしてくださいね。
最もフォーマルなスタイルとして知られるウィングカラーシャツ。
「ウィング」の呼び名が示す通り、首の後ろの部分は首に沿って立ち、衿の前の折り返しは首から離れて鳥の翼のように広がっています。
アスコットタイを合わせる最もフォーマルな着こなしは、イギリスのアスコット競馬場で貴族達が正装として着こなしていたことから流行したといわれています。
胸のプリーツはピンタックともいい、あるだけでとてもとてもエレガントです。
エレガントに見えるからつけられたのではなく、下着だったシャツを見せるのは恥ずしいからつけられたそうです。
そうです、シャツは下着だったのです。イタリーの人々がワイシャツの下にアンダーシャツを着ないのは、 下着の下に下着は着ないからとのこと。
シャツは固く糊を効かせていた。
なぜなら、上着は洗濯が出来ないから、洗濯の出来るシャツ(下着)に糊を効かせ汚れを落ちやすくした。
また、袖口は上着が汚れないようにプラスチックのように固く糊を効かせて、ングルカフスでもダブルカフス以上に固かったし、袖を折り曲げることなど出来なかったそうです。
もともとはフォーマルはダブルカフスではなくて、シングルカフスでした。
ボタンも下着ボタンだから恥ずかしく、失礼とまでされてきた当時、
見える位置についているボタンすら外してしまい、そこにはルビーやサファイヤなど宝石をつけて代用し、一種のアクセサリーに見せました。
オニキスのスタッドボタンをつけるというのはそういう意味からとのことです。
特別なタイミングでしか身につけることのないウイングカラーシャツは
結婚式で着用するモーニングコート・テールコート・タキシード・ディレクターズスーツに合わせます。